面倒で窮屈なこと

子どもに食事を与えないなどのネグレクト(育児放棄)が
相次いで発覚している。
奈良県桜井市でも昨日、5歳の長男に約2か月にわたって
十分な食事を与えず餓死させたとして、両親が逮捕された。
この5歳の男の子は、身長85センチ。
体重は5歳児の平均体重の3分の1に満たない6,2キロ。
・・・この数字に背筋が凍る想いがした。
我が子(2歳8カ月)の身長とほぼ同じ、体重はウチの子の半分しかない。
ゴミ箱に入れて放置したり、暴行したり
逮捕される親は、大体私と同世代だ。
警察庁によると、全国の警察が、昨年1年間に摘発した児童虐待事件は、
過去最多の335件。

どれだけの苦痛・恐怖・絶望を味わいながら息絶えていったか。
それを思うとたまらない。
乳幼児や幼児・児童は、最終的に親しか頼る人が居ない。
その親に見捨てられることが、どれほど残酷なことか。
そうなってしまう背景のひとつには、
近所の付き合いがない、
親以外の人間が全く子どもに関わっていない、
親自身も相談出来る人が居ない・・・
「人と人とが関わりあっていく」ことは、
面倒くさいことも多いし、
窮屈な想いをしたり、我慢しないといけなかったり
わずらわしいこともあるだろう。
その面倒で窮屈な人間関係が、絶対に必要だと
こういう事件を耳にするたびに痛感する。
虐待している自覚のある親のあなた、
どうかどうかその懺悔を周りの人に告白してください。
育児で悩んでいることがあってそれを誰にも相談出来ない人も
最寄の児童相談所に相談してください。
話を聞いてもらうだけで楽になれることがあります。
親自身が人との関わりを持つこと。
それがまずは悲劇を避ける第一歩になるような気がします。
悲しい子どもの死がこれ以上増えないよう、祈るばかりです。
愛媛県中央児童相談所
http://www.pref.ehime.jp/h20116.html
〒790-0811 松山市本町7丁目2愛媛県総合保健福祉センター内
TEL(089)922-5040
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コメント

  1. ホンだる より:

    全くその通りだと思います。
    以前(昔は)は支えてくれる手がいっぱいあったけど、今は近所付き合いが少なく、まして、他人のプライバシーにはちょっかい出さないというのが、当たり前になってきています。ホンだるも付き合いは上手なほうではないですが、先ずは近所の人に出会ったときなどは、必ず挨拶して、そこから、近所付き合いを進めていこうと考えました。

  2. 松山のサザエさん より:

    私にも5歳の孫がいますが、この記事には背筋が凍りました。
    誰が罪もない子供にこのような事をするのでしょうか!!
    テレビでは夫の借金が・・・とか言っていますが生活が苦しくても頑張っている方はたくさんいます。親としての自覚を持って子供を育ててほしい。育児で困った時は相談出来る機関はたくさんあります。困っているお母さん、一人で悩まず誰かに相談してくださいね。お願いします。
    私もこれ以上辛いニュースは聞きたくないです。

  3. あつ姫 より:

    幼い子供の、悲しい記事は なるべく目にしないようにしたいと思っている、しかしそんなことが出来ない、ラジオからでも流れてくる、とても辛くなる、何もしてあげられない、どうしたらいいの、大切な命、子供たち、みんな元気で、大きくなってほしいのに、、まずは声かけからでしょうか。

  4. コアラの妻 より:

    ブログへの書き込みは初めてです。ラジオリスナーです。
    私もこういう類いの事件の報道を見るたび、胸が詰まる思いです。子供を産んでから、以前より一層こういう事件に敏感になり、報道を聞くたび涙するようになりました。そしていつも思うのです。加害者である親は、親としてというより、人間としてどうしてそこまで残酷になれるのか・・と。全く見知らぬ子であっても、小さな子がおなかをすかせているのを見て見ぬふり、放置ができるということ。考えが及びません。
    こういう子供がもうでないでほしい、一人でも少なくと願う気持ちはやのちゃんと同じです。子供たちの笑顔は、社会の宝です。

  5. 恋するビニール傘 より:

    なんかねー
    子育てはやっぱりしんどいよなあ。
    やっぱり
    夜中に子供が泣き止まなかったり、ぐずりだすと
    一瞬でも、子供なんかいなけりゃいいのにと思うことがあるよ。
    すると自分は親としてサイテー!とか,
    人間としてサイテー!!とか思ってしまう。
    よその家では楽しく子育てやってんだろうなあ、それに比べてウチなんか・・・なんて思ってしまう。
    でも
    そんな自分を自分自身が認めてやれる事が大事だと思う。
    ラジオでよく流れている広告
    「これでいいのだ!」すると世界は自分を受け入れてくれる・・・・・
    あの広告好きなんです。

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