朝から愛媛県県民文化会館へ。
差別をなくする県民のづとい。やのもここ毎年ともに学ばせていただいている。
今年は ハンセン病から回復した女性が主人公の映画「あん」をみんなで鑑賞。
樹木希林さん、永瀬正敏さん、内田伽羅さん(樹木希林さんの孫娘)
市原悦子さんなど豪華キャストでお送りする河瀨直美監督作品の名作。
日常を丁寧に、でも説明しすぎず、鑑賞者に委ねて紡がれている
静かで心揺さぶられ終盤に向けて畳みかけられていく事実に
しばらく身動きが取れない。
そして、映画鑑賞の後、小説「あん」原作者である
ドリアン助川さんにいろんな想いを語って頂くというかなり贅沢な時間。
この本を彼が書こうとしなかったらこの映画は無いし
10年以上の年月をかけて執筆をし
その間、出会った療養所の方々や、通った製菓学校での学び
何より、ドリアン助川の正義のラジオジャンベルジャンが無かったら
この小説は生まれていない。まさに彼の長年の生き様が詰まった本。
そしてやのはそのラジオを
この業界に入ってまだ駆け出しで同じ10代向け番組をやっていた時に
心からリスペクトして聴いていたので
まさか、こうして「叫ぶ詩人の会」ドリアン助川と会って
話が出来るなんて。。。
話を聞けば聞くほど、この「あん」はドキュメンタリーだなと。
そして、ハンセン病について語る映画では決してなく
人間の「生きている意味」を考えさせられる
人間賛歌の作品だなぁと感じる。
鬼籍に入った、樹木希林さんの話もたっぷりと。
そしてこの小説が、既に24言語で翻訳されて世界の人に読まれていること。
無知や無理解、無関心がどれだけ怖いものなのか
それを知った時に排除するか受容するか
それは己の心にあると。
そして、ついにロシアでの小説発行も決定したという。
「あん」が世界を旅してどんどん広がっている。
話を聴き、相手を想い、受容すること。
ドリアン助川さん、ありがとうございました!
そしてそのまますぐに南商事76年創業祭へ!
今日はダブルヘッダーでございます(汗)
もうこうして一緒にお祝いさせていただいて16年になるだろうか。
社長の挨拶の中で、会長の喜寿に感謝を伝えるサプライズもあり。
アイスクリーム卸の会社としてこうして仲間と歩まれている
その節目をみんなで噛みしめる時間。
ご一緒させていただきありがとうございました。
来週のやの部屋でもちらっとご紹介します!
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