母貝の声を聞いている

 

毎週木曜日は「やのひろみの笑顔見つけた!」

ガチのアポなしロケでお邪魔したのは、宇和島市津島町嵐。

まさかのイカツイ系の漁協の兄ちゃんが

「嫁がいっつも楽しみに見よるんよ」と声をかけてくれた(嬉)

気になっているのはこれなんです〜!

ついに出会ってしまった!

日本一大きいと言われている動力のない「現役の木製の和舟」

晴れてたらこんな感じなんですっ、か、かっこいい!!!

「宮司が詳しいよ」と教えてもらって自宅に押しかけ(笑)

和舟に実際に触らせてもらえて、非常に感慨深いっ

200年近く続く神事、今も紅組白組に分かれて若い男衆が晒し姿で

毎年7月15日に海に出る。

「由良神社はだか祭り 和舟競漕」見応え抜群の地域の宝だ。

その近くには筏が・・・

真珠養殖だと思いきや!

真珠を育てるための「母貝」を育てている職人さんだった。

もうこの辺りでは数件になったという「母貝養殖」。

この人たちがいないと真珠の核入れもできないし真珠も生まれない。

煌びやかでここ数年価格が爆上がりの真珠産業の

土台を支えているのがこの人たちなのだ。

この道一筋の、伊藤茂樹さん。

優しい眼差しの中に、ブレないポリシーと誇りが滲み出ている。

「休みにしようかと思ったけど貝にフジツボがついてるのが気になって」

と黙々と1万個以上の母貝の掃除をされてらっしゃった。

「これ、取ってやると貝は喜んどる。貝にも人相があるんよ」と伊藤さん。

このヒダヒダがしっかりある貝は

内臓とかが元気で状態がいいらしい。

「貝の声を聞きながらやっている。丁寧にお世話すると、貝は必ず答えてくれるんよ」

そう語りながら手を動かしている伊藤さんの背中に

涙が出そうになる。

高齢化や担い手不足で、母貝業界は危機的な状況だという。

早急になんとかしないと

近い将来、真珠を作ることができなくなるってことだ。

全く知らない世界のことだった。

突然お声がけしたのにも関わらず

お話を聞かせていただきありがとうございました。

 

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