体調も大分、回復してきた。
番組にもご心配いただくメッセージなども頂き、恐縮ですが
なんとか無事にやっております(汗)
さて、毎週木曜日はラジオの生放送。
東日本大震災の被災地に毎週電話を繋ぎ、
現場の生の声を聞かせてもらって、今私たちに出来ることを考えるコーナー、
「がんばろう!ニッポン!!~えひめからつながレタ―~」(15時10分~)がある。
今日は、IBC岩手放送の瀬谷佳子(せやよしこ)アナウンサーに電話を繋いだ。
岩手県でも内陸部と沿岸部に分かれていて、
今回は両方を繋ぐ山を境に世界が変わってしまっているという現実。
そして、岩手の方々はかなり「津波」に対する教育がされているということ。
子どもたちにも教えられているのがこの二つ。
この二つをちゃんと実行できたかどうかが、命を繋ぐかどうかの分かれ道になった、
といっても過言ではないほど重要な事柄である。
一つ目は
「てんでんこ」
岩手の方言で、てんでばらばら という意味。
つまり、てんでばらばらになっても、回りや大切なモノ、隣人や家族を気にせず
皆がバラバラになったとしても
とにかく「自分ひとりでも」身ひとつで逃げなさい、ということだそうだ。
そして、もうひとつが
「おはしも」
お・・・おさないで
は・・・はしらないで
し・・・しゃべらないで
そして「も」は・・・もどらないで
大丈夫だと思って、戻ってしまって津波に流された人も多かったそうだ。
「も」・・・もどらないで
とてもとても、重い「も」である。