お腹いっぱい食べられること

 

久しぶりに、ネパールから 愛媛に里帰りしてきてくれた

ヒマラヤ小学校マネージャーの 吉岡大祐さんにお会いした。

おかえりよ〜〜

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ネパールの子ども達に吸い寄せられるように現地で生活をはじめ

学校まで作ってしまうバイタリティ。

しかも、あの冒険家 三浦雄一郎さんと一緒に、だ。

 

無償で学校に行ける。

 

貧困層の子ども達にとって、しかもカースト制度で非差別階級に属し、

社会から虐げられている家庭の子ども達にとっては、夢のような学校。

このクラーク記念ヒマラヤ小学校は、

一人の子どもにつき、一人のスポンサーがつく。

まぁ、金銭サポートをする「里親」みたいなもんかなぁ。

 

子ども達は、まず身体を清潔にすること、シャンプーすることなどから学ぶ。

そして、月に一度のお楽しみは・・・

食べ放題の給食!!!

 

お腹いっぱい食べられる・・・

 

我々にとって当たり前のことが、彼らは「月に一度のお楽しみ」なのだ。

どれだけ楽しみに、そしてどれほどの笑顔で、

ご飯をほおばっているか・・・容易に想像できるだろう。

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↑ネパールは紅茶が美味しいところ。吉岡さんからのお土産。

 

もちろん甘味が口に入ることはあまりなく

時々プレゼントされるチョコレートなどを、

子ども達は大切にポケットにしまって、持って帰るそうだ。

 

私なら「わ〜い」といって直ぐに食べてしまうと思う。

でも。

彼らは、家でお腹を空かせて待っている兄弟姉妹のために、

それを直ぐには決して口に入れないというのだ。

 

吉岡さんに初めてインタビューさせていただいたとき、

同世代の吉岡さんから、いともさらりと語られる事実に

吸い込まれるような穏やかな笑顔に

思わず泣いてしまった。

泣きながら取材をしたのは、久しぶりだ。

 

当たり前が「当たり前」じゃないことを

ネパールの子ども達がどんな風に生きているか、

知っているのと知らないのとでは、心の持ちようが大きく違うような気がする。

 

 

今度の日曜日まで、それを知る事が出来る企画展を開催中。

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ヒマラヤ小学校絵画展「ぼくたち、わたしたちの学校生活」

6月30日(日)〜7月7日(日)

松山市湊町3丁目 銀天街GET!3階「えほんの店 コッコ・サン」

7日(日)は、10時30分〜・14時〜 吉岡さんの話を聞く事もできる。

ぜひ。

 

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コメント

  1. 西条のおかん より:

    やのちゃん・・・私も涙ぐみながら・・・読みました。
    当たり前が当たり前じゃない子供達が、他国には大勢居るんよね!
    好き嫌いなんて、贅沢言えるのも、日本人に生まれたからよね1
    世界中の子供達に、幸せになってもらいたい!
    お役に立てないけど、願っています。

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