愛媛県立松山中央高等学校吹奏楽部 第20回定期演奏会~サウンドトレイン~。
20年前の1992年8月14日に、松山市総合コミュニティセンターで産声をあげた
この定期演奏会を、
20年経った今日、同じ場所で開催できていることの奇跡を思うと
それだけで胸が熱くなる。
しかも20年前って、丁度私が高校三年生の時。
うお~~~そうやったんやね。
・・・といいながら、今日の昼まで松山市民会館だとすっかり勘違いしていた私、
顧問の土居俊一先生の優しいお電話のおかげで、
無事にコミセンの舞台袖に到着することができた(汗)
(先生、声掛けてくれてありがとうございます!)
部員だけのミーティングが一時間近く続く。
既に泣きながら一言挨拶しているような生徒さんも。
それを観ていて、どんな凝縮された煌めく3年間を過ごしてきたかが
容易に想像できて、まだ何もしていないのに涙。
中央高校放送部が、カゲアナもするしカメラも回している。
野球部の小麦色の球児たちが最前列でかぶりつきで観ている。
もちろんキャメリアホールは満員御礼。
楽屋には保護者会の方からのお手紙付きのお弁当。
吹奏楽部員のメッセージカードもあった。
OB会、保護者会の皆さんの並々ならぬ支援に頭が下がる。
当たり前に自分たちだけで部活が出来ている・・・なんてことは
まずないのだ。
こういう限りない支えがあってこそ。
そのことを、中央高校吹奏楽部員はもちろんちゃんと分かっている。
中央高校吹奏楽部を誰よりも応援している人達が集まって
さていよいよサウンドトレイン発車!
吹奏楽コンクール愛媛大会でゴールド金賞を受賞した、
難解なタイトル「科戸(しなと)の鵲巣(じゃくそう)」もカッコ良かったし
趣向を凝らした「セントラルエクスプレス」も会場全体で盛り上がった。
久石譲のツアーやレコーディングにもメンバーとして参加している
プロのサクソフォニスト 林田和之さん はめちゃオモロイ上に
(サックス会の つのだ★ひろ ・・・と呼ばせて頂きたい)
まるでサックスが歌っているかのように奥行きがあって音が大きくて
プロって凄いと、素人ながら感動。
そして・・・一番感動したのは、やはり校歌。
アンコールで、サウンドトレインを20年前に始めた初代顧問
高橋貞道先生(ちなみに私の高校時代の音楽の先生)が登場して、
校歌の思い入れも(先生が校歌をつくった)
語ってくれ、高橋先生のタクトで全員で大合唱。
↑
野球部は、まるで球場で歌っているよう
~明日に向かい 今を生きる~
覚えてるもんやね、校歌。なんか熱くこみ上げるものがあった。
適当に過ごしても3年。
全力で過ごしても3年。
この高校時代の3年間は、あとで取り戻そうと思っても決して出来ない。
全力疾走全力投球の時間は、涙も多いかもしれんけど
だからこそ輝いている瞬間やないかなと思う。
いよいよ今度の日曜日は、四国大会!
普門館目指して、大いにひとつになれ!松山中央高校吹奏楽部!!!