一句一遊

もともと私は「喋り手になりたい」と 考えていたわけではなくて、
ディレクターから この世界に入った。
なので、ご縁があって喋る仕事をさせてもらっている以外に、
今でも ディレクターの仕事も普通にやってるんやけど。
これも、長い ラジオ番組といえるんやないかな~
2001年7月から始まった「夏井いつきの一句一遊」(毎週月~金10時~)のディレクターを
番組立ち上げ当初から やらせてもらっている。

もう毎週毎週、大量の投句が寄せられる、お化け番組だといっていい。
ひとえに、夏井いつき 組長っていう、歯に衣着せぬ彼女のキャラと、
100年後にも俳句を・・・と俳句の種を蒔きまくっているその想いが
多くの人を動かしているといっていい。
100年俳句計画―五七五だからおもしろい! (Soenshaグリーンブックス)
愛媛・高知勢はもちろん、福岡・名古屋・東京・大阪・北海道・カナダ・・・
ま~とにかく全国から投句がある。
テレフォンサービスで聞いている人、録音している人、聞き書きして
個人のブログにアップして、圏外リスナーへ情報を届けている人・・・。
ラジオは人を動かしている。
これまで愛媛・南海放送と高知放送の2局ネットやってきたんやけど、
今日、ついに高知放送でのオンエアーが一旦終了した。

番組を編集、完パケ(完成盤に仕上げ)、納品したら
何だか無償に切ない。
まぁ民放なんで、スポンサーがおりる=番組が終わるんで、
こればっかりはどうしようもない。
ここまで、文化的教育的な番組にご支援いただいたスポンサーに感謝の気持ちでいっぱいだ。
リスナーさんからは存続を求める声が続々と届いている。
スポンサーに直接お願いしたり、署名を集めよう!なんてアイデアも飛び出している。
ラジオはフットワークの軽いメディア。
想像力をかきたてられるメディア。
そして、リスナー同士が、肩書き職歴国籍関係なく、ただひとつの共通項によって
強力に繋がるメディア。
この繋がりがどんなうねりになるのか。
私も想いを胸に、しっかりと今の「一句一遊」を守りたいと想うものの一人である。
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コメント

  1. 某俳人 より:

    やのさん、お疲れ様です。
    『一句一遊』で人生の幅や深みを得たリスナーの一人です。
    こんな奇跡のラジオ番組は他にあまり類を見ないのでは!
    今後は感謝の気持ちを持ちつつ高知放送復帰に向けて、少しでもお役に立ちたい気持ちでいっぱいです。
     追ひ風を起こせよ春星を放てよ B

  2. 店内警備員 より:

    夏井いつきさんの番組、楽しく聞いていますまだ初心者なのでらくさんのモーニングおんの火曜日、言葉遊びに勉強させてもらっています

  3. 松山のサザエさん より:

    残念ですね。。。。
    私は俳句は聞くのが大好き人間です。
    夏井さんの歯切れのいい話し方も大好き。
    どうか、奇跡がおこり高知放送再開になります様、祈っています。

  4. 三毛猫+ より:

     仕事中はほぼ確実に聞いてるけどやのさんがディレクターしてるの知りませんでした( ̄□ ̄;)!!

  5. ホンだる より:

    仕事の車の中で聞けるときは聞いていましたが、やのさんがディレクターをしてたの始めて知りました。また、一句一遊がRNB以外で放送されていたのも始めて知りました。

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