保健室もきらい兎があたたかい

 

あしらの俳句甲子園2023。

北海道勢から九州勢まで全国各地からホントびっしり。

俳句集団いつき組 夏井いつき組長は、声は枯れてるが元気です!

まずはみんなで5分で一句。席題は「兎」!むず~~~~!!!!

 

五十嵐秀彦先生・夏井いつき先生・岸本尚毅先生が選句をして

合計得点上位8チームが本戦へ。

選句の間のチーム紹介は、実在の俳号の方々が発言。

「あ~~!!あなたが!」って人ばかりで、スゴイ会やなぁ。

本戦は、さすが大人の貫禄といいますか

短い時間なのに的確に相手を突き、対してこれまた的確に答えたり

のらりくらりと言葉遊びで交わしたり(笑)

大人が真剣に遊ぶって楽しい。

そこに10代の子どもたちもバシバシに入ってきて異種格闘技的。

さらに先生たちの寸評で句の良さを改めて嚙みしめる。

何と素敵な大人の遊びと学びの豊かな時間。

賞品たちもずらりと並んで猛者たちを見守っています。

猛者と言えばこんな強者も。

マジ本選勝ち上がれんかったらどうするつもりやったんやろう。

そういうところが面白い。

で試合になったらどんな格好でも関係なく議論できるのがまたいい。

 

濃密な戦いの末、チームくじら雲(予選一位通過)が見事優勝!!!

いさな歌鈴さんの思わぬ涙にこちらもこみ上げるものがありました。

おめでとうございます!!!

 

審査員優秀賞(予選の全句の中から先生方が選出)

五十嵐秀彦先生選

上履きを隠されました兎鳴く  平本魚水(すいすいすい)

夏井いつき先生選

よく噛めば兎の味と分かる味  山本先生(チームくじら雲)

岸本尚毅先生選

はしと奪(と)る兎の強く少し寒く  正人(月カルチャレンジ)

・・・!!!家藤正人くん!!!さすが。

 

そして会場全員で選んだ一句は

保健室もきらい兎があたたかい  あいだほ(チームくじら雲)

 

皆様たった5分で作った句とは思えないクオリティです。

最後は、ボランティアでこれだけの大会を仕切った実行委員会整列で

チームくじら雲 に音頭を取ってもらい「5・7・5拍子」。

 

五十嵐先生のご挨拶で

「俳句でそんなにみんなで集まって何の学びになるんだ!と

行ってる奴らに『ばかやろう』と言いたい。

なんて楽しい時間なんだ。来年も呼んでください。」

北海道からの参加者が年々増えているのは先生のこの考え方のおかげ。

そうなんです、せっかくなので真剣に楽しんでなんぼ。

俳句をつくることだけが目的だと勿体ない。

俳句というツールを使ってどれだけ楽しめるか、繋がれるか。

来年こそはマスクを外してみんなのそのイキイキした顔を観ながら

元気にお会いしたいと心から。

 

 

コメント

  1. 房総たまちゃん より:

    やのちゃ~~ん、あしらの俳句甲子園全面的に携わって頂き
    お疲れ様でした。やのちゃんの司会がより一層盛り上げてくれました。
    そして音響が素晴らしくとても素敵な感じで迫力もあり、しっとりもありで
    ありがたかったです。中井てつさんも色々とお手伝い下さり
    タグプロの皆さんにも感謝の気持ちです。
    来年は思い切りできる世の中になっているといいですね。

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