Categories: つれづれ日記

嬉しくて涙、悔しくて涙

 

第8回書道パフォーマンス甲子園。

今年もまたこの熱い舞台のお手伝いができることを光栄に想う。

毎年毎年、感慨深いのが

ホントに最初はたったの3校で、商店街の中で開催された

小さな甲子園だった。

それがたった8年で、33都道府県84校がエントリーする

書道の大きな甲子園になった。

 

たった6分間の舞台に立つために、一年間 鍛錬を続けてきた選手たち。

あこがれの舞台で筆を持てる喜びを

客席から見つめた悔しさを1年間の糧にしてきた想いを

濃密に過ごした仲間とひとつになる瞬間を

とにかく全力で全身で全霊で

自分達で選んで議論して紡ぎ出した言葉で

真っ向から勝負を挑んでくる高校生達を

傍で見ているだけで汗か涙か分からなくなってくる。

 

インタビューボードの前で、演技直後

墨の匂いの瑞々しい、彼らから発した言葉で非常に印象的だったのは

 

書道の魅力は・・・「終わりが無いこと」

 

だからこそ悩み、もがき、練習し、考え続けるのだ。

我々大人も大いに心揺さぶられる1日となった。

 

激戦の末

第3位は、広島県立五日市高等学校。

 

ゴールドメダルだけを見据えてやってきた彼らにとっては

またもや悔しい悔しい3位となった。

 

準優勝は、香川県立高松西高等学校。

 

嬉しい嬉しい初入賞!

 

そして、優勝は・・・香川県立高松商業高等学校。

 

「香川県立・・・」まで発表された段階で、大きな悲鳴のような歓声が上がる。

先輩たちも応援に駆けつけてくれていた中、

獲れそうで届かなかったこの表彰の舞台に「全員であがりたい!」の

強い想いを、書道の神様はしっかり観てくださっていた。

もう号泣、号泣。そして、口ぐちに感謝の言葉がついてでた。

顧問の先生から「生徒たちも面白い司会者さんだと言っておりました」と

おほめの言葉?をいただき恐縮。

 

今回またもや、全体の表現レベルが1段階上がったように感じた。

自分達の想いを集約した言葉を

熟考の末に搾りだし、そして自分達のモノにしていた。

 

ケーブルテレビ5局で完全生中継された大会。

南海放送からは10台のカメラで密着取材、

特別番組は、9月21日(月・祝)9時30分~

南海放送にて60分番組としてオンエアされる。

高校生達の一筆に込めた無限大の熱を、ぜひぜひご覧ください。

 


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やのひろみ

四国 愛媛県在住のフリーパーソナリティ、やのひろみ です♪ラジオ・テレビ・CM・イベントなどで喋ってます。

View Comments

  • 本当に感動のレポートをありがとうございました。野球の甲子園から、本当にいろんな甲子園を目指して、高校生は戦ってますよね。
    私も、『甲子園』とは名は付いてませんでしたが、中学生の熱い青春の殿堂『普門館』を目指していた一人でした。その大会もなもなく県大会。中学生も高校生も、青春の思い出をつくってほしい。たぶん、らくさんから、レポートあるでしょうね。
    とにかく、お疲れ様でした。ありがとうございました。

  • 日曜日の夜のフェリーで、書道甲子園に出場してた大分の高校生と一緒になりました。揃いのシャツ着てたんで分かりました。
    見には行けなかったけど、この子らも頑張ったんだろうなと思うて見てましたよ。知らん間に親目線になってまうね。

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