想いは響く

 

第7回ことばのがっしょう群読コンクール

よく考えると第一回からずっと関わらせていただいている催し。

今年は松山市民会館中ホールで開催された。

(コミセンが使えなかったようです)

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実行委員会が主体となって大切につくり上げてきているものを

こうして裏方でお手伝いさせていただいているのだが、

今年もいい作品ばかり。

子ども達の全力の眩しさにはホントかなわんな〜と。

 

私の母校、松山市立石井小学校6年生のみんなも良かったし

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愛媛大学附属小学校の児童の、なんとも楽しそうな朗読も良かった。

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中学生の部で、凄く想いがしっかり届いて来たものもあり。

なかなか裏方で全部聞けていた訳ではないが

舞台裏でうるうるきてしまうなぁ。年かなぁ(苦笑)

 

そのうるうる来たのが、中学生の部 金賞受賞。

愛媛大学教育学部附属中学校「@しぃぷ」の作品。

 

 

『茨木のり子「自分の感受性くらい」』

 

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

 

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

・・・響くなぁ。中学生の肉声がまたこたえるほど響くなぁ。

 

んで。各部門の金賞から選ばれた、大賞は・・・

松山市立清水小学校「にこにこ★shimizu42」!!!

名前を呼ばれた時のこどもたちの歓声といったら。

再演での凛とした表情も良かった。

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心をひとつにすることの大事を

一生忘れられない一瞬を

心に刻み込んだに違いない。

 

緞帳が降りた瞬間のこの喜びよう(嬉)

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おめでとう!!!!!!!!!

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子ども達が居なくなった会館で撤収を終えて。

実は今日のスタッフの中に、ウチの事務所の代表のご子息が居た。

舞台音響の仕事をしている人で一番凄いなと思って

その人と一緒にこうして会社を立ち上げる事になって

その人の息子さんはその時まだ小学生で生意気盛り。

でもそんな息子さんは

お父さんの背中を静かに見ていて、同じ道を選んだ。

今、日本で一番大きい音響会社でバリバリのスタッフとして頑張っている。

ツアーの間のしばしの里帰りも

こうしてそばでお手伝いしてくれる彼を

とても頼もしく、心強く、嬉しく思う「おばちゃん」である。

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想いは響く。

わざわざ来てくれてありがとう。

愛媛で応援しとるで。

 

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