本意

 

朝からスタジオに籠って編集。

それでも事務所の通用口で寒さに耐える

あいりちゃんに水をやることを忘れない。

(アイリンブループロジェクトの招へいで手渡された苗。

東日本大震災で津波と火災に遭遇し最期まで懸命に生きた

佐藤愛梨ちゃんの分身「あいりちゃん」)

春には花が咲いてほしい、このフランスギクの苗の本意を想いつつ。

 

からの来月の特番収録の全体会議。

初めてプロジェクトに本格的に参画させていただいて

毎度毎度思うことだが大勢のチームの一員として関われることを痛感。

技術さんにも裏方のメンバーにも「自分の現場」として

楽しんで関わってもらいたい・・・来月末までチャレンジは続く。

 

そんな中、夕方企画書をひとつ完成させ、想いを託した。

17年共に過ごしている番組の企画書だ。

聴いてくださっている人が、

次の一歩を踏み出すためのエネルギーになればというキモチで。

 

これは一句一遊から生まれた俳人さんの句集。

こうして作品として冊子にするまでになる方々が居る。

先日は、富山県のリスナー俳人さんが、伴侶を看取ったお便りも。

収録で泣き、編集で泣き、完パケで泣き、オンエアを聴き直して泣く。

それでも天国に召される前に、

radikoプレミアムで番組を聴いて、嫁さんの句が読まれたのを

嬉しそうに聴いてくれてから旅立ったという。

「俳句に出逢っていてよかった。俳句を杖にして生きていく」

そう綴ってくれる人が、ラジオの向こうに存在する・・・

その事実があるだけで、精一杯モノづくりをする理由は事足りる。

 

物事の本意は何なのか。

どこに向かって進むべきか。

本当に大切なものは何なのか。

何においても「本意」はブレずに居たいなと。

 

白障子明るし夫の眠るごと  富山の露玉

 

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