司会という指定席に乗せてもらって10年になる
愛媛県立松山中央高等学校吹奏楽部 第29回定期演奏会 サウンドトレイン。
今年は、史上初の無観客&生中継&ライブ配信 という
初めて尽くしの演奏会となった。
保護者・教員が二階席から一席飛ばしに着席。
舞台から見た客席はホントがらんとしているのだが・・・
舞台上の吹奏楽部員94名の、気合と熱気と
「演奏できる」喜びと感謝が
スゴイ音魂となってホール全体を支配していた。
彼らは1年間「突破」というテーマで取り組んできた。
が、今年に入って演奏会はおろか大会も全て中止に。
学校に行くことも、練習すらも制約された中
このレベルの演奏会を仕上げて来たことを想うだけで
舞台袖で何度涙をぬぐったことか。
公の場でこの94名(3年2年1年)が演奏するのがこれが最初で最後。
3年生は今までにない壁に立ち向かい、誰一人心折れずに鍛錬してきた。
2年生は「先輩たちを最高の舞台で送りだす!」使命感に燃えていた。
1年生は憧れの白ブレに身を包み、
そんな先輩たちのキモチを汲み取り、食らいついて練習したに違いない。
先生も、保護者も、一丸となってこの「舞台」を実現に漕ぎつけた。
誰もサウンドトレインを諦めなかった結果だ。
↑保護者のお一人が全員に作ってくれた青バラコサージュ。
花言葉は「夢叶う」
絶望の涙の後、それでも諦めなかったからこそ見えた景色。
それは「突破」を掲げて突き進んだ94名にとって何よりの糧。
そしてそれを乗り越える仲間がいるということは何よりの宝。
後輩のキミたちが
卒業生としてとても眩しく、誇らしく感じました。
このバトンは、しっかりと2年生1年生に。
んで、今年の校長先生は定年間近最後の1年。
実は、私たち松山中央高校4期生と同期で新採で教員になった
上田敏博校長。
(あんとき、「老けた生徒」みたいやと思ってたけど20代やったんですね)
実は、吹奏楽部の副顧問として
吹奏楽コンクールB部門で一度だけ指揮したことがあって
30年ぶりにその楽曲を。
先生、ホントに音楽が好きなんですね!めちゃかっこよかった!
サプライズの2~6期生からのメッセージに目を赤くして
舞台袖からはその時に背中を押してくれた
当時の吹奏楽部顧問の高橋先生が見守る中
何とも感動的で、先生らしく笑顔の絶えない舞台となりました。
その音を余すところなく収音していたのはウチの敏腕音響マン。
唯一無二の演奏をしっかりとREC致しました!
終演後、ゲリラ的に上田校長へインタビュー。
中央吹奏楽部の元気玉「マンボ・ジャンボ・セントラル」と共にどうぞ。
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