第14回書道パフォーマンス甲子園

 

2年ぶりの開催は、記憶に残る大会となった。

102校のエントリー、その中から予選審査を勝ち上がった21校が

1校も欠けることなく無事に「書道パフォーマンスの聖地」に

集結出来たことが嬉しい。

開会式5分前。BGMに合わせて、生徒たちから手拍子が。

ムービングライトに照らされて、聖地に光が当たっていく。

なんか静かにジーンと既に泣ける。

そして開会式。

全員で入場行進は出来なかったが、客席の選手にスポットライトが当たる。

そして10秒意気込み動画。

大人たちの精一杯の知恵と工夫の結果だ。

開会式で舞台で挨拶したのは高校生のみ。

123名の川之江高校、三島高校、土居高校の高校生ボランティア。

彼らの歓迎の言葉で既におばさんは涙。高校生の大会を高校生が支えている。

そして選手宣誓。開会式だけで「ここに来て良かった」と思える時間。

 

演技は21校。本当に全身全霊と言う言葉が当てはまる

彼らのこの2年の想い、葛藤、涙、その先に掴んだもの・・・

それでも現状を受け入れ自ら切り拓いて

魂を込めた言霊を筆に込めている姿にイチイチ感動する。

まさにこの瞬間が一生の宝。

そしてその瞬間は「来年」ではなく、「今」しかないということ。

さらに。今年だけの特別な「19歳の部」を用意した大会スタッフ。

去年この舞台に立てなかった卒業生たちへ、時間を用意した。

自分達が1年生の時に憧れのまなざしで見た、その演目を自分達が夢の舞台で。

高校に通った練習時間。場所探しから始めたところもあった。

それでもみんな何と嬉しそうではないか。この舞台があって良かった。

 

102校の頂点にたったのは

大会二連覇!長野県 松本蟻ケ崎高等学校。

泣きじゃくる部長にマイクを向けると

皆への感謝を述べた後、観客席にいる顧問の先生の名前を叫んだ。

準優勝の香川県立高松西高校の全身表現の所作は高く評価され

第3位は、悲願のメダル「書道が好き!」とストレートに表現した

愛媛県立三島高等学校が受賞。

審査員特別賞には、福岡県立大牟田北高校

紫舟賞には、鳥取城北高校

南海放送賞には、ダブル受賞の高松西高校がそれぞれ輝いた。

さらに、19歳の部出場校には全校感謝状を。

 

頂点を目指して、は変わらないが、今年の選手たちはみな清々しい表情。

だって彼らはこの舞台が「当たり前でない」ことを知っているから。

みんなみんな素晴らしい。

口々に感謝の声をかけてくれる生徒たち。一緒に写真とってとお願いされたり。

なんかあったかいなぁ。心がきれいになるなぁ。

愛ある言葉を魂込めて筆ととる。

彼らの想いは世界を動かす力になるかもしれないと心から。

8/29(日)15時~南海放送テレビで60分の特番がオンエアされます。

 

我々動画撮影チームは、テレビではなくまさに世界発信(笑)を目論み

この2日間、こちらも全力で駆け抜けさせていただいた。

一人ではなく、仲間がいるから頑張れる。

こちらは、鋭意編集と追加撮影、まだまだ続きます!

 

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