養老孟司さん

 

「バカの壁」の 養老孟司さんにお会いする機会をいただいた。

CA3H1270

 

松山市保健所が初めて実施したイベントで

野志市長も、激励にかけつけてくださった。

CA3H1269

 

楽屋で少しお話をさせていただいたが

さすが、先日お亡くなりになった天野祐吉さんのご友人らしく

なんとなくふんわりした、よもだの効いた、偉そうにしないお方。

CA3H1271
演台前をうろうろしながら、お客さんに「そうでしょ?」と語りかけながら

ご自身の想いを、ひょうひょうと語ってくださった。

「自分探し なんてとんでもない。そんなものは見つけられない」

「自分のために生きるんじゃない。身近なヒトのために生きなさい」

「・・・そろそろ終わりかな?もう疲れちゃったな(笑)」

正直で、気負ってなくて

何か肩の力が落ちてくるような、そんなお話だった。

 

第二部は、ゲートキーパー研修。

CA3H1272

 

専門家だけがしゃかりきになっていても

松山市だけでも年間100人以上の方が自死しているわけだから

それを誰かがどっかで気づいて、専門機関に繋げることが出来たら

(決して自分で解決しようとしてはいけません)

もしかしたら思いとどまれるかもしれない。

自死する人ひとりのまわりには、

一生癒えない心の傷を抱える人が7人いること、

その7人は、確実にアナタの「身近なヒト」だということ。

「ちょっと最近調子どう?」と声をかけられる、

少しだけのおせっかいが出来ればいいなと

研修を終えて、受講カードを受け取った。

CA3H1273

 

講師の村松つねさん(こころ塾塾長)、心に残る話をありがとうございました。

彼女とは、また年末にラジオ企画を画策中。

また詳細はお知らせいたします。

 

ということで「うぃず」をお休みさせていただきましたが

放送終了時刻くらいに局に到着。

走りきった清文くんが居ました(ありがとう!)

 

 

夜、新聞を読んでいたら、こんな広告に胸がドキッとした。

CA3H1267

 

「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」

 

今年の新聞広告クリエイティブコンテスト最優秀賞の作品だ。

キャプションには

「一方的な『めでたし、めでたし』を、生まないために。

 広げよう、あなたがみている視野。」

と書かれていた。

いつも子どもたちに読み聞かせしていた、沢山の本の中の一冊。

二人ともお気に入りの絵本だ。

そんな風なモノの考え方があったかと、親が気づかされた。

 

今日も一日、お疲れ様でした。

 

にほんブログ村 地域生活ブログ 愛媛情報へ

コメント

  1. みら より:

     わたしも10月に近所の集会所で村松塾長の講座に参加させていただき、ゲートキーパーの受講カードをいただきました。
     年末のラジオ企画も楽しみにしていま~す!

  2. sugi_no_ko より:

    愛しい子らの為に。

    ひろみちゃん sugi_no_koといいます、

    「もしかしたら思いとどまれるかもしれない。」

    そうですね、悲嘆にくれる人は、あなたが言うように、
    何らかのきっかけで踏みとどまってくれるかも知れません。

    あなたの明るい語り部を聞くことで勇気を貰う人が
    たくさんいます、そして踏みとどまる、私もそうでしたよ。

    今日、あなたの父上と高校の同窓会松山支部設立会で
    ご一緒しました、

    たくさんのお話しが出来ました、高野地の伯父さんへも
    電話で報告いたしました。

    愛しい子らの為に、我が愛する国の為に、何時までも平和が
    続きますように、

    あなたの笑顔と笑いが 泣いている人の元へ

    届きますように。

最近のコメント

タイトルとURLをコピーしました