Categories: 育児

みんな赤ちゃんでした

ここ最近の全国ネットのニュースで、何度か目にした
「電車に乗ってくるベビーカーが邪魔!という意見がある」という特集。
また今日も観てしまった。
ベビーカーが一台乗るスペースに、大人が8人乗れることや
街の声(賛否両論)が紹介され
実際にベビーカーと赤ちゃんの人形を 通りすがりの男性などに持ってもらって
「これ、結構大変ですね」といった感想がVTRにおさめられていた。
凄く悲しく、とても空しい気持ちになった。
オンエア後、同じように感じたであろう、PN 母は強し さんから番組宛てに
「やのひろみさんの意見がききたい」とメールをいただいていた。

ベビーカーも持ってるが、両手を自由にしたいので、
もっぱら抱っこひもを主流に子育てをしている私だが
なかなかテレビでは答える機会がなさそうなので・・・ここで。
確かに、ベビーカーは場所もとる。
タイヤが小さいので、思ったように動かずに迷惑をかけることもあるかもしれない。
ぐずった子どもが泣きだして、不快な想いをする人がいるかもしれない。
でも。
例外なく、みんなみんな昔は赤ちゃんだった。
例外なく、誰かが抱っこして誰かがオムツを替えて誰かがくれていた。
そうやって大きくなったという事実を、
大きくなったら忘れてしまうんだろう。
しかしながら、きっとおそらくその批判も一部なんだろうと思う、いやそう信じたい。
現に、先日家族で東京に行って公共の交通機関を乗り継いだ時
娘が寝てしまって抱っこしながら立っていた時
座っていた女性が「どうぞ」と席を譲ってくれた。
きっとそんな親切を受けた子育てパパママも多いだろう。
ベビーカーが危ない!と感じたら、
「邪魔や!」と声を荒げたり、ネットで誹謗中傷する暇があったら、
その手を貸してあげたらいい。
こんな議論が巻き起こり、それがニュースになっていること自体、
「子育て支援」「子どもは宝」なんて、名ばかりだという証拠だ。
お金が欲しいんじゃない。プレゼントが欲しいんじゃない。
子どもを育てやすい環境が欲しいだけなのに。
愚痴を聞いてくれたり、ちょっと手を差し伸べてくれる人が必要なだけなのに。
言いすぎかもしれないが
法律を作ったりお金をばらまいたりする人たちには、おそらく
汗だくでベビーカーを押して、上の子の手を引いて買い物に行って
その買い物の荷物を抱えながら、眠くなってぐずり始めた子どもをなだめて
公共交通機関に乗っている母親(父親)の気持ちは、分からないだろう。
なぜかって?
そんなこと、体験程度しかやったことがないから。
一度、いや1年2年とやってみたらいい。
黒塗りの車でドアまで開けてもらう生活を捨てて
「お母さん」と同じようなを体験してみたらいい。
そうしたら、何が必要で何が求められているか
支持者にアンケートなんかとらなくても、分かるはずだ。
辻立ちより効果あると思うが、そう思うのは私だけだろうか。
そういう「本当の意味での『子育て』に優しいニッポン」に
少しでも近づくことが、少子化対策にも繋がるだろうな~と、
汗だくで子どもの荷物を大量に抱えて託児をハシゴし、
仕事をしている1人の母親として 強く思うのである。
さて。今日の「SUPER J チャンネルえひめ」の衣裳はこんな感じ。

EMMAJAMES(エマジェイムス)
黒柄BL(¥3000)
ロングネックレス(¥1280)
白パンツ

やのひろみ

四国 愛媛県在住のフリーパーソナリティ、やのひろみ です♪ラジオ・テレビ・CM・イベントなどで喋ってます。

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