第4回 響け!! 言霊 ことばのがっしょうコンクール。
松山市総合コミュニティセンターキャメリアホールには、
一階に 出場する子どもたちが びっしり、
二階には それを見守るご家族やご観覧者でびっしり、
熱気がこっちまで伝わってくる。
500人近い児童生徒がエントリーし、22チームが出場した今回の大会。
舞台袖には 一様に緊張の面持ちの子どもたちが、出番を待っている。
子どもたち同士で抱き合って、団結を深めているチーム、
先生に顔をブルブルと降ってもらって気合いを入れているチーム、
人人人と手に書いて呑みこんでいる子どもたち（平成24年になっても、やるんやね～）
想い想いの気持ちを胸に、スポットライトへと飛び出していく。
詩が、ぬくもりと膨らみと感情を持って、会場に放出されていく。
それをシャワーのように浴びているだけで、
何か浄化されていくような、何とも言えないキモチになる。
かなりレベルの高い大会で、上位は僅差。
個人的には、久枝小学校「久枝９」の、
とっても楽しそうな会話が聞こえてくる「えらいこっちゃ」
素鵞小学校「レインボーポップコーン」の、
早口言葉がたたみ掛ける「早口ことばのうた」 とかは大好きだなぁ。
私は舞台袖で、全員の子どもたちを見届けたのだが、
どの児童生徒も、凄くいい顔してたんが印象的だった。
審査の結果が発表されるたびに、会場に歓声があがる。
銅賞は、松山市立荏原小学校「えばら小パワフルキッズ」・松山市立久枝小学校「久枝９」
銀賞は、松山市立椿小学校「椿小スマイル1年生」・松山市立立岩小学校「立岩キッズ」
そして金賞は・・・
愛媛県立松山盲学校「ポエム・クローバー」の4人の子どもたちが受賞した。
彼らは、自由詩をオリジナル作品で勝負していた。
東日本大震災を受けて、自分達のキモチを言葉にした、4人の合作「今 できること」。
中でも、こんな印象的なことばが繰り返し出てくる。
「ありがとう って言おう」
彼らの息のあった言霊が、心に降ってきて涙がこぼれた。
（前略）
今、できること
お母さんに ありがとう って言おう
おてつだい いっぱいするね
マッサージも してあげるね
お父さんに ありがとう って言おう
お父さんが作ってくれる ごはん
おいしいよ また作ってね
おふろに ありがとう って言おう
今日のつかれも 悲しかったことも
全部さよなら いい気持ち
本に ありがとう って言おう
知らないことを 教えてくれる
いろんな気持ちで 未来が変わる
みんなに ありがとう って言おう
相談にのってくれる先生
心配してくれるおじいちゃん、おばあちゃん
いっしょに遊ぶ友達
そして、思い出いっぱいの自分の宝物
みんな 大切だよ 大好きだよ
（「今 できること」 藤田朱音、三好優菜、三好里奈、二宮慶太朗 作 より抜粋）
会場で体感した人もそうでない人も、ぜひぜひオンエアをチェックしてください。
南海放送ラジオ 2月26日（日）14時～14時30分
テレビ愛媛 2月27日（月）19時54分～20時「市政広報番組『大好き！まつやま』」
えひめCATV 2月26日（日）9時～ ※初回放送（リピート放送あり）