西条市（旧東予市）で130年以上の歴史を誇る「成龍（せいりょう）酒造」。
その12年目の春の蔵開きイベントが開催された。
「こんな時だからこそ、例年と同じようにやろう」との決断をした
蔵の皆さんの想いが届いたのか
見事なまでの快晴。風邪もなく、絶好の蔵開き日よりだ。
ＪＲ壬生川駅に降り立った私は、タクシーの運転手さん達に早速絡まれた（汗）
「今日はどこでラジオぞな」
成龍酒造へ向かう人の波、波、波。
まだオープン前だというのに凄い行列が出来、
この蔵の人気の高さを証明している。
予定より若干早く、鏡開き。
大体こういう時は、会長やら社長やら偉い人が集まるんやけど
さすが成龍酒造。
会長はカメラマン、社長は司会、
そして木槌を持ったのは、前列にいらっしゃった希望されるお客さん達。
ええな～こういうの。この蔵の愛される理由がこんなところにもある。
そして蔵には怒涛のお客さんが！！
福袋や特製酒蒸しまんじゅうや、西条銘菓や手作りの漬物等も並ぶ。
そして出店の皆さんのレベルが高いっっ
西条加茂蕎麦倶楽部は、もちろん自分達が育てた蕎麦粉使って絶品の蕎麦を提供。
大三島のリモンチェッロは、自分達で育てた柑橘を
成龍酒造でお酒にしているのだが、この酒の大ファンなんよね～無茶苦茶旨いんよ。
新商品のモナカも、レモンがきいててこれまた美味！
そしてチーズ専門店フロマジュリーにも人だかり。
三越松山店にしか愛媛では買えないんやけど（あとは岡山・広島）
日本酒にこれほどチーズが合うとは知らなんだ。
ワインよりもストライクゾーンが広くって
日本酒のほうがむしろチーズとの相性はいいかも・・・
と語ってくれた女性、なんと岡山本社からわざわざやってきた社長様！
しかも行列の中にはホテルのシェフも居たりして。すげ～～
さらに、なんとあのマルブン小松本店まで！
松山のお店にはよく行っているが、接客が爽やかで気どってなくて好きなんよね～
しかもここにも真鍋社長の姿がっっ
テント販売でマルブンの味を持ってくるなんて・・・大感激じゃ。
他にもクックチャムの社長様も自ら店頭に立っとるし
他にもいろんな食べるものがあって、こりゃたまらんなぁ。。。
私はトークショーってことで賑やかしにお邪魔したのだが
立ち見も出るほど沢山集まってくれて、
乳搾りの話やラジオでは言えんことも話しつつ。
で、それ以外はというと
ず～～～～～～～～～～～～っとお客さんから声掛けられて
皆さんの輪にお邪魔して、呑んで喋って呑んで喋って。
遠くは千葉から来てる女性や（この人は宇宙人に会ったことがあるらしい【汗】）
松山から団体でやってきた人、
西条市役所の方や、同業の蔵の方も家族でやってきているし、
東京から雑誌の取材で来てる記者さん、
新居浜にお住まいの無類の酒好きの兄ちゃん（最後まで居ました【笑】）
蔵元屋黒札会のつわもの達、
東温市から来た結婚間近のカップル。
あと近所の方はじめ、地元の方の多いこと。愛されとんやね。
ラジオネームを名乗ってくれた方も多かったなぁ。。。
大体イベントの司会などでお邪魔すると
ステージに上がってるか次の段取りの打合せしてるかだったりするが、
今日は、みんな「お酒」という魔法の力をかりて
とにかくバンバン声掛けてきてくれるんが嬉しい。
酒は、ホント人と人との距離をぐっと狭めてくれる。
そして人と人とのご縁を広げてくれる。
人と人との心を繋いでくれる。
まさに「結び酒」ですなぁ。。。
今日限定のお酒などもあって試飲もしつつ、お客さんから注いでもらったり
一日堪能させていただいた。
イベント終了後、
手提げ袋の手提げがちぎれるほど（ホントにちぎれた）の
お土産を握りしめ、
ＲＮ．丹原のおばちゃん のマニュアル車の運転で（かっこええ～）
ＪＲ壬生川駅まで送っていただいた。おばちゃんありがとね。
だってお財布には、あと300円しか無かったんですもの（貧乏）
終了後、蔵の片付け・駐車場の後始末、多分日没まで続いたんじゃないかと思う
蔵の人達の苦労を想いながら、帰路についた。
「酒は夢と心で造るもの」
東日本大震災復興の義援金も集めながら
本当に感謝感謝の蔵開きであった。
成龍酒造㈱
〒799-1371 愛媛県西条市周布1301ｰ1
TEL(0898)68-8566
FAX(0898)68-7103
※蔵でお酒を買うことも可能