子女名優

朝4時50分起床。
前日の夜中から、ちゃんと離乳食をつくって冷蔵庫に入れておいたので
我が子の朝ご飯は心配ない。
身支度して出かけた先は、松山伊予倫理法人会のモーニングセミナー。
これに参加するのは二度目である。
もう10年以上毎週木曜には集まっているっていうベテランさんもいて
頭が下がる。
中には、松山南中学校時代の同級生の前くん、同中学校の後輩、徳丸くん、
そして、同中学校の先輩で、
(株)チャレの代表でもある、森一八さんの姿も。←朝早くからすんまそん。
でもでも嬉しいご縁。
私が座る机の上にも、例によって黒い冊子が置いてある。
「万人幸福の栞」。
時間が来るまでパラパラめくってみると、ある一つの文章にどきっとさせられた。
これは後で書き写したりしよう、な~んて思っていたら定刻。
全員で挨拶して、この本の一節を朗読するところからこのセミナーは始まる。
で、その朗読頁は・・・・なんとさっき私がどきっとさせられたあのページ。
多くは語るまい。決して何でも人のせいにする、ってわけでもない。
しかしながら、全ての「親」と呼ばれる人間は肝に銘じないといけない。
「子女名優」子どもは親を映す鏡
子供は親そのままである。顔形から身振り、言語の言いぶりから、くせに到るまで・・・
ここまでは誰でも知っている。
けれども、親子はまだまだ思いも及ばぬところまで、同じである事に気づかぬ。
生まれて間もない子供でも、
母親が忙しい時には心は落ち着かず、両親に心配事があるとよく眠らぬ。
大きくなるにつれて、両親がその年頃にした通りの事を繰り返す。
また今している事を行い、心に思っている事でさえ、
そのまま親の身代わりに実演する。
こうした事は、これまで心理学者も教育学者もまったく知らなかった。
その為どれほど子供に無理を言い、その個性を摘み取り、
希望の芽生えを焼枯らしたかしれぬ。
子供の体質も、性質もことごとく両親にこれを受け、くせも日々の行いも、
12~3才まで全部両親の心の行いの反映である(時によると、祖父母や、
学校の先生や、その他の人たちの影響もあるが)。
だから子供が手におえぬ、悪くて困るという時、
その原因はことごとく両親にあると知って、
自分を改め、夫婦明朗愛和に帰る時、
子供達には指一本触れず、一言もいわなくとも、立派に直ってしまう。
風がたてば、さわさわと音を立てて騒いでいた竹林が、
風がやんだその瞬間、すっかり静まってしまうように。
子供自身に、あらわれた病気さえも、例外なく、
親の生活の不自然さが反映したままである。
これを知ったら、世の人々は、どれほど驚く事であろう。
またどれほど安心する事であろう。
こうした事が、うそか誠か、また人に聞くまでもない。
子を持つ世の親たちは、自分自分のこれまでの生活と、
子供達の性質なり、する事なりを、静かに観察すれば、はっきりする事である。
親達はうわべを飾り、人前を作って上品に暮らしていても、
子供達は、堂々と、つつみかくしなく、親の心を実演する。
家はその小さな名優の舞台である。


非常にどきっとさせられた。
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コメント

  1. 脳天喜 より:

    おはようございます。
    倫理法人会、ご苦労様でした。
    オーラ出てましたよ。
    もしかして、雪駄で来てるかと思い先ず足元を見ました。
    普通の靴でしたね。
    さすがに、時間の中にぴったり納まるお話感心しました。
    >朗読頁は「子女名優」子どもは親を映す鏡
    これも縁でしょうか。
    人と人とのつながり不思議ですね。
    仕事柄、色々な人との出会い楽しみですね。
    すべての人に「愛と花束を」でしょうか。
    これからも、益々のご活躍を。

  2. 腕組の会長 より:

    因果応報って言葉が 有りますが、まさに子は、生き写しです 自分が行った事を まるで、見たことが有るように やってくれます 反省しきりです。結婚25年 娘3人ですが 今月 末娘二十歳ですが結婚します 年明けには じいさんになります 日々反省 日々努力 日々勉強しています お仕事、子育て頑張って下さい 応援しています 又番組の方にも 投稿しますね

  3. ラジオマン より:

    「万人幸福の栞」。→私も机の前においています。結構いい事書いていますよね。

  4. かずたん より:

    私はまだ親という大きな立場を経験したことがない。でも、まさに親は子を見て育つ。それは自分も見てもそう感じる時がある。
     決して 全てが親の生きてきた通りに生きているとは限らないが、昨年私は「パニック障害」という精神的な病気にかかった。 すると、父から聞くのに他界した母が私の歳ぐらいに同じような症状があったと聞かされ、驚きました。
     「子女名優」は本とだなと実感しました!
     この先、私に 親という寛大な役割を得ることができるなら 一日一日が自分は見本であると 心に釘をさしていたいと思いました(^_^)
     

  5. み~たん より:

    さすがですね。キッチリ時間内に話したいことをまとめることも、人の心をつかむこともおできになる。
    高山さんのお話は興味深く胸に響きました。
    これからもご活躍を期待しております。

  6. 仕事人 より:

    可愛い足ですねん!!^^
    なんとも言えませんねん!!^^
    毎日忙しい中、子育て、大変ですが、頑張ってくださいねん!!^^
    最近、ラジオが聴けない環境なんで、面白くないです!!^^

  7. たあち より:

    はじめまして。たあちと申します。
    いつもラジオを楽しく拝聴しております。
    先日は部下が仕事でお会いした際に、私宛てのサインをしていただきありがとうごさいました。
    っていってもとんでもないペラペラの用紙にサインをいただいたみたいで・・・・・部下が大変失礼をいたしました(汗)
    とはいえ、そのサインは早速マイルームに飾らせていただきました。宝物にしたいと思っております。
    これからもお仕事を、そして育児を頑張ってください。
    かげながら応援させていただきます。

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