ノブさん

今日の新聞にも載っていたが、あの愛媛のフォークシンガー「児雷也」ノブさん が逝ってしまった。
突然の訃報に、言葉にならんかった人が多かったと思う。
にわかにまだ信じられない想いをもって、告別式に参列させていただいた。
私は たかだか10年くらいの付き合いやったけど、
「ひろみひろみ」と言って凄いかわいがってくれたし、
素敵な歌も沢山聴かせてもらった。
いつも飄々としてて、懐がふかくて、お酒が好きで。
式には本当に沢山の仲間が訪れ、
これまた誰一人として帰ろうとしないで、ノブさんを見送った。
ノブさんの愛用品が並ぶコーナー。
ノブさんのギターや、ワルツの手書きの譜面、FM愛媛の番組の音素材などに混じって
私が初めてノブさんと仕事をさせてもらった
1999年、瀬戸内しまなみ海道 多々羅夢ステージでのライブの時の
謝礼の封筒が飾られていた。
ただの封筒だが、ノブさん大事に持ってくれてたんやね。
最後に一緒にステージにあがったのは
レインボーハイランドにて。
出番までに酔っぱらっちゃったノブさんが、なんかちょっとしっくりこないって感じで、
イントロだけを長々と引き続けていたことをよく覚えている。
古いレコードが出てきたので、希望の方は記念にどうぞ、と差し出されたのが「雨音」のレコード。
南海放送のレコード室 には入ってなかったな~と思い、
事務所用と、南海放送用に二枚いただき、
早速今日夕方、はやしひろひこさん(彼もまたノブさんとは長い付き合い)にかけてもらった。

ずっとの長い付き合いの方が大勢お別れに来られていた。
最後は、ノブさんの歌声が鳴り響く中、出棺。
沢山の想いを、沢山の歌を、沢山のご縁を、本当にありがとうございます。
天国でも歌っているだろう、ノブさん。お疲れ様でした。
合掌
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コメント

  1. かのりん より:

    人が亡くなった時。もうその人の姿形はどこを探したって無いし、どれだけお金を積んでも二度と逢えないのに。なのに、写真。ビデオ。音。
    そういったものの中にはちゃんとその人が存在してる。そのことが時々、私の中で混乱します。「まだどっかで生きてるんじゃないの?」って。そして切なくなります。
    忘れない限り、こことは違うどこかで生きてるのかもしれない。逢えないどこかで。人が亡くなる度哀しいけれど、そう信じたいです。
    「旅に出ただけ」って。

  2. ラジオマン より:

    人間、死んだらあかん。マドンナみたいにいつまでも活躍することが、本当に人を元気に幸せにできる・・・と声高に思いながら、同世代が逝ってしまうと人生に時間がなくなっていくことが分かって、ひたすら哀しいです。
     新人のアナウンサーの頃、鉄砲町の電停で遮断機を見るごとに彼の歌を口づさんでいました。合掌。

  3. icchan より:

    ひろみさん、こんにちは。僕はお通夜でのぶさんの顔を見て安らかな顔がかえって辛かった…今にも目を覚ましそうにイキイキしていて…歌やお店を通じて夢やロマンや元気や恋の大切さ、はかなさを教えてくれたのぶさんに感謝して、これからも音楽と仲間とお酒と自分を大事にしていきますよ。追伸:僕のブログへもコメント有り難うございました。

  4. 三毛猫+ より:

     身近な人が亡くなると生と死は隣り合わせなんやなと・・・・

  5. (恥ずかしがり屋の)みお より:

    失礼ながら、私は存じ上げない方だったのですが、ご冥福をお祈りします。
    私はこの日、何も知らずに林浩彦さんの本気ラジを聴いていました。
    いつもと変わらず番組を進めてらっしゃったので、番組の最後に林さんが涙をこらえつつ、やのさんから渡されたレコードをかけたときには驚きました。
    告別式にも行かず、悲しみをこらえながらお仕事をされていたのでしょうが、そんなことを微塵も感じさせなかったことに対してもすごいと思いました(「プロ根性」とかそんな一言で片付けられるものではないですよね)。
    新聞によると55歳とのことで、まだお若かったんですね。
    本当に「人生の終わりはいつやって来るかわからない。だから、私も後悔のないように、今を一生懸命生きよう」って思いました。

  6. ブラックタイガー(えび) より:

    ノブさんが亡くなられたのは まだ信じられないぐらいです。
    ライブも何回か足を運び、そのたびに勇気と元気をもらってました。
    ラジオから流れる ノブサンの曲と声を聞いて涙が止まりませんでした。
    天国でも歌ってるでしょうね。きっと。
    合掌

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