自転車オタクのオトコ、自転車にほとんど乗れないオンナ。
そんな2人がちょっと長めの新婚旅行をすることに・・・
本の帯にはそう書いてあった。
彼らに初めて会ったのは2年前だったか。
一緒にやらせてもらったトークショー。
こんな素敵なご夫婦が存在していることにとても感動したことを覚えている。
世界でいちばん長いハネムーン
10年間、88ヶ国をめぐる タンデム自転車の旅 の本を出版したのは
宇都宮一成&トモ子ご夫妻。
本の帯に書いてあることは、ホントのことだと知っているから
余計に胸に響いてくる。
一成さんがいわゆる「オタク男」。
学生時代、ひとりで自転車で世界を旅していた彼は、
タンデムにのるアメリカ人夫婦を見て
即座に日本に居る彼女、トモ子さんに電話した。
彼女はてっきり冗談だと思っていたが、連日連日電話がかかってきたそうだ。
10年間の旅の記録を、お二人はビデオや写真などに
ちゃんと記録を残している。そりゃおびただしい数である。
だから、この本もたまげるほど分厚い。ちょっとした辞書みたいだ。
10年間のハネムーンの後、
愛媛に帰ってきた宇都宮さんは、
世界中のサイクリストから注目されている、しまなみ海道 を
より多くの人に楽しんでもらうために
ご夫婦で頑張っていらっしゃる。
(トモ子さんは「つきあわされてる」のかもしれないが)
そして、今月1日から、彼の念願だった
愛媛県の公道で、タンデム自転車が乗れるようになった!!!
彼の所属する、NPO法人シクロツーリズムしまなみ が、
県の「えひめ夢提案制度」に提案した
県道路交通規制の一部改正が実現したもの。
タンデムの公道走行解禁は、
全国で、長野・兵庫・山形 についで4番目。
次に目指すは広島での解禁。
だって、しまなみ海道は広島まで伸びてるんやから。
自転車にあれだけ幸せそうな笑顔で乗っている人を
私はまだ見たことがない。
自転車の魅力を知り尽くした、彼らの二人三脚はまだまだ続く。
頑張れ~応援しています!!!
世界でいちばん長いハネムーン
―10年間、88ヶ国をめぐる タンデム自転車の旅
宇都宮 一成 宇都宮 トモ子
風濤社
コメント
ぼくもこのお二人には、そのヤッターマンの三悪トリオが乗ってたみたいな
二人乗り自転車と一緒に会った事があります。
すごくキラキラとした、少年少女のような夫婦でとても素敵でした。
お二人の情熱が法律まで変えてしまうなんてすごい!
そうですが
えぇ夫婦やなぁ~