第15回俳句甲子園 準決勝・決勝。
敗者復活戦では、昨日負けた全33チームが、一句勝負で戦った。
舞台に出ていく前、「腹が痛い」じゃの「吐きそう」じゃの、
こっちはいろいろ段取り説明しよるんやけど・・・そりゃ緊張するわな。
この熾烈な争いを制した 高田高校A が準決勝に滑り込み
済美平成 × 松山東、開成A × 高田A の戦いに。
準決勝前の時間では、第15回記念ってことで
同じ愛媛で、全国から注目されてるもうひとつの甲子園
書道パフォーマンス甲子園から、元祖書道ガールズ 三島高校書道部が駆け付けた。
私は第一回からこの甲子園には関わっているが
初めて観る方も多くて、まぁ大絶賛!さすが三島高校やなぁと。
準決勝を順当に勝ち上がってきたのは・・・やはり、開成A と 松山東A。
このカードは、去年の準決勝と同じカードで、申し分ない決勝戦だ。
カメラも14台以上はあるかな~これは多すぎちゃうか?というほど。
ディベートもそうだが、何より今年は 句のレベルが高かったように感じた。
なんといっても俳句甲子園。「俳句」で勝負するのが大前提。
(書道パフォーマンスにも同じ事が言えるんやないかな~一番大事なんは「書道」)
なんかそういう「何が一番大切か」みたいなことを教えてもらったような気がした。
結果・・・開成の三連覇ならず!松山東高校が11年ぶり?に優勝旗を手にした!!!
しかしながら、開成のことは、今年6月の 羽田大会からず~っと観てきた。
彼らの言葉のセレクト、句の味わい方、どれをとっても
この俳句甲子園を牽引してきたといって過言ではないと思う。
抜群に強い 彼らが居ることで、他の学校は目標にして頑張れたところが多いにある。
今年悔し涙を流した、開成 宇野キャプテン の姿が 忘れられない。
こんなに全力でぶつかっている十七音があることが、本当に羨ましい。
表彰式。ここでも三島高校書道部が、優秀句・最優秀句を 書にしたためてくれた。
何か、こんな交流が生まれるなんて・・・とてもとても感慨深い。
そして、審査委員長総評で、不覚にも涙が止まらなかった。
それは、最後に 有馬朗人 先生 が、
「運営をしてくれている人に、今から拍手を送りましょう」と言ってくれたこと。
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一番右の先生
俳句の先生は俳句でもイイことを言う。
夏井いつきさんがスタッフへ労いを求めるのは、
彼女が実行委員で そばで頑張るスタッフを見ているから。
でもでも。
今回初めて俳句甲子園に来た 有馬先生が
最後に付け加えたのは、運営スタッフへの言葉だった。
今回も200人近いスタッフが、実行委員会のボランティアスタッフとして関わっている。
この日のために1年かけて準備してきているスタッフのことを
こんな風に声掛けしてくれる人がいる。
実行委員会の一員として、思いがけない有難い言葉に感涙した。
そして「日本語を滅ぼさないでください」ともおっしゃった。
日本語を大切に。日本を大切に。
全国から集まってくれた、生徒の皆さん。本当にありがとうございました。
来年も心からお待ちしています。
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司会のらくさんと
第15回俳句甲子園最優秀句
月眩しプールの底に触れてきて 開成高校A 佐藤雄志
コメント
やのちゃん、御苦労さま~~!
やのちゃんの言う通り(僕も初日にはお邪魔して見ていて)、スタッフの方、ボランティアの方、商店街の方、
ホンマ大変やったと思います・・・ m(__)m
そして何より、熱く戦った高校生の皆!
イイ思い出が出来た事でしょ~~
俳句に対する真剣なその姿には、僕もたくさんの感動を貰いました
さっそく、また来年が待ち遠しい・・・(*^_^*)
お疲れさまでしたぁ
松山の地で
盛大な
甲子園が開かれているってのが誇りですよね
大会に携わった皆様
お疲れさまでした
やのちゃん
ゆっくり
眠ってくださいよ
暑いなかお疲れさまでした!
開成キャプテンの涙にこめられた熱い思いは会場のみんなに伝わったと思います。
自分はこの程度のぬるい向き合い方でいいんかな?と自分を振り返った方も私を含めて大勢いたことでしょうね。
夏井いつき組長の「あなたたち開成のおかげで俳句甲子園のレベルがぐんと上がった」
というねぎらいの言葉も良かったですね。
有馬先生の「日本語を滅ぼさないで」のお言葉、国民みんなに聞いてもらいたいぐらいでした。
宇和島東の校長先生も大街道に来てくださって嬉しかったです。全員が個人賞受賞なんて快挙でした!