毎年1月の第二日曜日は、松山市立子規記念博物館に居る。
「高校生以外のためのマル裏俳句甲子園」
俳句甲子園に出られない大人も、あれ、やりたいよね・・・ってなことで
始まったと記憶しているが、続けていると早10回目。
実行委員会の皆さんの頑張りに頭が下がる。
で、今年は予選の兼題が「生」。
私のような貧困な思考回路の司会なんぞは「生ビール」しか思い浮かばんが
たった5分で皆凄い句をどんどんつくってきて、さすがの一言。
ぶっちぎりで予選の優勝をかっさらっていったのは
八幡浜日土のさえずり句会「まとむ」さんだった。
あらたまや生家は生薬の匂い まとむ
なんと!生がふたつも。しかも読み方も違う。
それでいて、何だか懐かしい昭和の家の母屋な感じが伝わってくる。
おおお~~~
会場には、いろんな句会の旗に交じって、やのひろみ の旗も何故か(汗)
さぁ、そして午後は、午前の予選で勝ち抜いたチームでいよいよ本戦。
大人が、たった2分で俳句を見事に詠みきっていく様は
間近で見ていてとってもスリリングで楽しい時間だった。
旗も俳句甲子園さながらに揚がっていく。
10年やっていて、今年凄い劇的な変化があった。
何組もの俳句甲子園経験者のチームがエントリーしているのだ。
数年前、本家俳句甲子園に出場していた、現大学生たち。
中には、学生DJとしてラジオのパーソナリティをやってる子もいたりして。
(彼が高校生の時、学校に講演に行ったことがあって
それがきっかけかどうかしらんが、ラジオに興味をもったそうな)
そして、これから俳句甲子園に出ようという、
中学生、小学生の姿も。
大人だけに楽しませておくには勿体ない空間がある。
でも、大人はそれ相応の人生経験とボキャブラリー、
そして短時間で見事に俳句を作ってしまう底力を持っている。
この模様は愛媛CATVイベントチャンネルにて
1月21日(土)9時~オンエアされる。※リピート放送あり
大人の底力をぜひご覧ください。
かなしみのごとき拳のなかの雪 松山はいく(おそらく朗善)
裏で10年

コメント
どうも、司会お疲れ様でした♪
お子さんの事もあるし今年の司会は、ら○さぶ○う、さんかも?
などと心配しておりましたが、流石「ギャラクシー賞」受賞パーソナリティ!
根性見せてもらいました。
根性といえば、いつき組長の最後の一言にも、組長の根性と言うか、覚悟がひしひしと伝わってくる内容に心うたれました。
それにしても、本家俳句甲子園経験者のリベートには、参りました!
来年も、こんな奴ら(ライバル)のエントリーが増える事を想定して、早急にリベート力を鍛えねば・・・と思うっす!
そんなこんな、お疲れさまでした♪