離れられない

テレビニュース・ラジオからの情報が絶え間なく続く。
あまりの衝撃の映像に言葉も無い。
テレビの前から動けない一日だ。
東京に住んでいる仕事関係の方から、
昨日の地震の状況がメールで届いた。
東京は今回の震源地(複数)から離れてはおりますが、
14:46の揺れは未だかつて体験したことのないものでした。
ゆったりとした横揺れ(体感震度3)が1分くらい続いた後、
震度4~5弱が混ざったような揺れが、長く(2~3分くらい)続きました。
なんとか立つことはできるのですが、歩行は困難な状況でした。
私はその時間、銀座のレストランで遅い昼食を終え、
帰社しようと思っていたのですが、店員に安全な場所まで誘導され、
落ち着くまで待機しました。
待機場所に居合わせた方の中には、座り込み、泣き叫ぶ女性も居り、
また、中国からの観光客達は、揺れが少し収まったタイミングで、
店員の制止を振り切り、エスカレーターを駆け足で非難する場面も
ありました。
建物の中は一部破損したため、避難路が制限され、
エレベーターもすべて止まってしまったので、
店員がエレベーター内に人がいないか、
外扉から確認する様子も見られました。
一旦、状況が落ち着き、社に向かいましたが、路上には大勢の方々が
寄り添うように避難していました。
家族の安否確認のため、何度か携帯で通話を試みましたが、集中したためか、
全くつながりませんでした。
社に戻り、固定電話でようやく安否確認ができましたが、
地域によっては不通が続いたようで、公衆電話からの通話を試みる
長い行列が、夜遅くまで見られました。
その間続く余震は、横揺れ、縦揺れとさまざまなタイプで起こり、
かつ震度は中規模で、震源地もかなりの広域にわたることから、
終息の目途はたたないと感じました。
昨日の仕事後は、帰宅、或いは帰宅困難者は社内待機
(全ての列車が運休のため)という指示があり、
私は、インターネットやTVからの情報を検討し、徒歩帰宅を選択しました。
ただし、以下の点に留意することにしました。
・帰路の確定;「人が集中するコース」「狭い道」「海岸線」を選ばない。
       →2次災害の危険があるからです。
       「バス路線」「乗降客が少ない電鉄駅」を経路に含む。
       →交通情報やその他の情報が入手できるからです。
・スタート時間;所要時間3~4時間を想定し、かつ、震災後の早期帰宅者と
交通機関復旧待機者の間を取って、19時としました。
・飲料水の確保;「ペットボトル持参」
        →足止めされた場合を想定しました。
・歩行ペース;一定を保ち、適宜、休憩をする。
※自転車購入も検討しましたが、売り切れたという情報が入り、断念しました。
社から自宅まで18キロメートルあり、普段はドアtoドアで40分程度の道のりを
3時間50分かけて歩きました。
車道は車で溢れ、ほとんど動かない状況(目的地行きバスを3台追い越しました)
で、災害時には車での移動は避けるべきだと、改めて実感しました。
歩道も、混雑した状況が深夜まで解消されない中、コンビニやファミレスなどで
休憩をする人たちもたくさんいました。
帰路で許せない事がありました。
・歩行喫煙者。
・グループ帰宅者がしゃべりながら歩くため、混雑を招いていた。
・他人を押しのけ、歩行する人がいた。
以上乱分ですが、昨日私が体験した震災状況でした。

文章からもとても生々しい現状が伺える。
東京でもこれやから、
震源地近くの方々の惨状はいかばかりか。
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