おんまく花火

 

第25回今治市民のまつりおんまく。

フィナーレの花火は10000発、待ちわびたお客様からの大きな拍手が

花火師さんと司会のやの、海上保安庁や実行委員会メンバーがいる

ハーバリー屋上の本部まで

めちゃくちゃビシビシに聴こえてきて心が震える。

ここに座らせてもらうようになって、21年?22年?

花火師さんと密にやり取りしながら、ストップウォッチで尺をはかり

なかなかゆっくり花火を観るようにはらなんのだが

今年も400名程のボランティアが稼働し

ここにたどり着くまでに並々ならぬ議論を重ね、努力をし工夫をし

中には一秒も花火を観ることなく警備に当たっている人たちもいるのだ。

そして花火には全てに名前があり

花火師さんたちの想いがひとつひとつに込められているのだ。

垣根を超えた花火やさんの入魂の大玉も

直径500mにもなる2尺玉の花火も

名物尺玉100連発も

かつて25年前に、今治に市民の祭りをと「おんまく」を立ち上げた先輩方や

その「おんまく」を大切に育て続けてくれた先輩方や

そして今年、実施する決断をした実行委員会のメンバーや

何一つ欠けていては実現できなかったこと。

当たり前ではないことを、もう私たちは知っているから

だからこそ心が震えるのかもしれない。

抜け殻のようになった花火師の主担当者、田中健二さんと。

「ひとりでも多くの人に、笑顔になってもらって

上を向いてまた前にすすめるように想いを込めて花火をつくった」

とおっしゃっていたのがとても印象的だった。

きっと、笑顔になってくれてますよ、みんな。

心を込めて感謝を伝えたアナウンス。

花火が終わったら実行委員会の一人が泣いておられて

「やのの言葉に励まされた」と言ってもらった。

言葉は言霊。想いは届く。

また来年、元気におんまくでお会いできれば幸せです。

 

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