朝から夕方までずっと事務所から一歩も出ずパソコンに向かって
第23回俳句甲子園の台本を作成しながら
両耳にイヤホン突っ込んで裏方の裏方として見守ったのが
「センバツ!全国高校生即吟俳句選手権」
今年は俳都松山に、全国の高校生たちが集結することが叶わない。
(が、ライブ配信で結果発表・表彰式・エキシビションやります!)
で、高校生たちに何か別の舞台が用意できないかと
現代俳句協会青年部の俳句甲子園OBOGが中心となって
完全リモートの即吟大会を実現させた。
実に31校110名が参加したこの大会、
ライブでお題が出されて作句する、まさに即吟。
朝から、現代俳句協会青年部長 神野紗希ちゃんはウチの事務所に
缶詰状態で。
そして、第13回俳句甲子園出場の、ウチの寺岡凜は
事務所スタジオに籠り、本選の司会をお手伝いさせていただいた。
朝9時から高校生たちは、重鎮がサプライズ登場して兼題を出す
という、ある意味贅沢な使い方(笑)をしてる動画配信ごとに
3作品を作り、本選勝ち抜けを競う。
そして上位10名が赤白に分かれて対決し、頂点を競うという
ガチンコ勝負の準決勝、決勝。
どんな句とぶち当たるかも勝敗を大きく左右するのだ。
優勝したのは、青森県県立弘前高校 西野結子さんのこの句が
5人勝ち抜きで見事に頂点に輝いた。
顧問からアロハの柄の葉書くる 西野結子
決勝戦のこの句も好きだったな~
八朔や空のあをさに塗る葉書 星野高校 野城知里
八朔のツンとした香りが空をぬる手からも匂ってきそうな
鼻腔を刺激する一句。
彼女は、これを即吟で最速で提出しているから、高校生恐るべし。
とにかく沢山のスタッフの想いが、高校生に届いてくれていたら嬉しい。
若いチカラの凄さ、みずみずしさ、しなやかさを痛感。
皆様お疲れ様でした!
そして8月23日(日)はキモチはみんな俳都松山へ。
第23回俳句甲子園は、史上初の方法で開催します。
お疲れの一杯は至福。近所にこんなお店があってくれるだけで幸せ。
今日も一日お疲れ様でした。
コメント
やのひろみ様
ワタクシには全く分からないのですが、「アロハ柄の葉書」はアロハシャツと言う季語を詠んでいるのではありませんよね。
また「葉書」も暑中見舞いや残暑見舞いを連想させますが、そうとは読めない。
この一句が無季の句として審査員の方々に読まれ鑑賞された結果、最優秀と選出されたのならば、拍手を送りますが、果たしてどうだったのか…疑問がつきません。
この件に絡んだ方のお話を伺いたいと考えております。
理酔拝