朝から弁当を詰めて子どもたちを送り出してからの
「差別をなくする県民のつどい」
今年も学びの多い時間となった。
今年は、来場者全員で映画を鑑賞。
60年ぶり3度目の映画化となった、島崎藤村の不朽の名作「破戒」
事前に一人で夜中に泣きながら観た。
令和の時代に瑞々しく丁寧に、時代の手触りをしっかりと確保しながら
今の世の中にフィットする問題として静かに語りかけてくる美しい作品。
映画『破戒』公式HP
島崎藤村・不朽の名作が60年ぶりに映画化される!映画『破戒』公式ホームページ。7月8日(金)丸の内TOEIほか全国公開。主演:間宮祥太朗ほか石井杏奈、矢本悠馬、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、大東駿介が出演。
そのメガホンをとった、前田和男監督をメインゲストに
限られた時間の中でミッション多めのパネルディスカッション。
前田和男監督に話を伺える時間が非常に短かったことが悔やまれるが
それでも抜群の傾聴力で、やのから投げる球をしっかりと受け止めて
いちいち唸るエピソードを交えながら語ってくれた監督。
人間は弱い。善と悪を誰しも持っている。
だからこそ、自分を疑い、「これでいいだろうか」と問いかけながら
学び続けないといけない。
竹中直人さんの役柄を引き合いに出して語った言葉に、心から唸った。
次のチャンスがもしあれば、もっともっと色々お話を聴かせてください!
間宮祥太朗さんの丁寧な言葉遣いも
静かな感情のひだの表現も
子どもたちへの対等な語りかけも
未来への光が最後に希望として表現されていることも
しかしながらこれが100年経ってもまだ解決していないという事実も
誰かのことではない、自分事として。
前田和男監督、愛媛にお越しいただきありがとうございます。
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