草いきれ吸って私は鬼の裔

 

第25回俳句甲子園最終日。

無事に選手たちは夢の舞台を目に焼き付けることが出来た。

舞台からの景色は、客席からの景色は

そして互いの句を鑑賞しディベートしてる時間は

それを聴衆として味わっているひと時は

全て彼らのこれからの生きる糧になるし財産になるであろう。

ここまで来たことに心からの安堵。

我々テクニカルチームも総力戦で挑んだ。

やのは21年俳句甲子園実行委員会に所属していて毎年ここにいる。

そしてキャメリアホールの進行ディレクターとして

音響さん照明さん映像さんと、舞台監督と制作で連携しながら

大会が滞りなく進んでいくように裏でバタバタとしているが

今年は例年以上に試合が見られていない

(それだけ裏はドタバタだったわけだな)

でも口々に語られる言葉、笑顔、涙。全てが輝いていることは

ビシビシに伝わってきております!

 

表彰式の個人賞での歓声と拍手、そして舞台で語られる感謝と喜び。

実行委員会の想いが結球したなぁとつくづく。

本当に沢山の大人たちが一年かけて汗をかいて準備した場所。

「甲子園があったから頑張れた」

甲子園球場でもそんな言葉が飛び出していた。

この舞台を用意することを諦めなくて良かった。

我々の全撤収が終わったのは21時。チームの皆様ありがとうございました!

また来年もこの景色をごらんいただけるように

我々の第26回への準備がいざ開幕。

 

第25回俳句甲子園 個人最優秀句

草いきれ吸って私は鬼の裔(えい) 岩手県立水沢高校 阿部なつみ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました