大洲市肱川の養老酒造を初めて訪ねたのはおそらく20年ほど前。
その時から、静かに熱く優しい山内社長が印象的だった。
昨年7月、西日本豪雨で養老酒造の蔵は壊滅的な被害を負った。
3m越えの土砂。
蔵の惨憺たる様子に言葉を失った8月。
そして今日。
何と、予定通り今年の初仕込みを迎えた養老酒造。
1ヵ月以上前から予約をして
カメラとスタッフとお邪魔をさせていただいた。
各社報道が来て取材をしてくれている。
寒い空気の中、全壊を免れた一部の蔵に、新調したボイラーで
酒母となる米を蒸す。
冷たい空気の中、決意の湯気がぶお~っと上がる。
親子3人で蒸米をタンクに運ぶ姿に
何度目頭を熱くしたことか。
こんな風に話をして、抱き合って喜べる日が来たことが
本当に奇跡だなと。
麹の香りが前面に出るこの優しい旨口の酒。
山内ファミリーの、約100年続く歴史と人柄と温かさが成せる業。
風の里、応援していきたい!!!
そして大急ぎで松山へ戻り会議やら打合せやら。
夕方ウチの事務所に来てくれた人からの手土産がこれまた大洲の逸品。
これまたウマい!苺大福をぱくつきながら
この夏のフェスのキックオフ会議。
大洲を、愛媛を、応援したいと思っている人が沢山居ます。
その人たちの想いをカタチに。
地域の人たちを笑顔に。
また新しいチャレンジが始まります!
コメント
蔵の中の独特な香り 西条市氷見の石鎚酒造さんに何度か伺ったときを思い出します。搾りの工程がまるで人間の出産のようで、まさに子供を産み出す感覚だと、越智社長にききました。
私はもうこのような現場にはなかなか立ち会えなくなると思うと少し淋しい気がします。
やのさま、実は平成31年2月末日をもって酒類販売業をやめることを決断いたしました。
慶應3年の創業以来、昨年には商工会議所から創業150年で表彰されましたが、私の体調のこと、秋の税制改正のこと、東京にひとり住まいの父親の介護、etc...諸事情によりいいタイミングかなと思っております。
しかしながら、今年の俳句甲子園実行委員会はメンバーとして復活させていただきます。先日のまる裏のお手伝いもさせていただきました。
T山副実行委員長も、T田T郎さんもこの諸事情をわかったうえで、今後もお付き合いしてくれるようです。友人のあたたかさが身にしみます。
やのさんもデビルマン復活を恐れないで、またお付き合いくださいませ。 よろしくお願いいたします。
ひろみさん、いつもありがとう
あなたにはいつも”元気”というパワーを貰っています。
これからも夫婦、いや家族みんなの心の支えでいてくださいね!よろしくお願いします