第16回俳句甲子園 最終日。
松山市総合コミュニティセンターには大勢のお客さん、選手が集まった。
昨日の時点で準決勝進出が決まっているのは
開成高校A、洛南高校B、松山東高校B のみ。
あとの33校は、昨日の夕方1時間で造った、
入魂の一句で敗者復活戦に挑む。
↑敗者復活戦前、オープニングで奈落でスタンバイする
舞台裏の貴重な1枚!
私は高校生たちを誘導したり、裏方スタッフとしてうろうろしていた。
33チームのウチ、圧倒的なプレゼン力と俳句の力で勝ちぬけたのは
沖縄県立浦添高等学校。
蓑虫や爆音といふ子守唄
対象的な言葉のチョイスだが、直ぐに沖縄基地問題のことが頭に浮かぶ。
と同時に、今のいろんな問題を投げかけてくる、17音。
準決勝は、
開成高校A × 松山東高校B。
名勝負が続いたが、開成Aが見事決勝進出を決めた。
第二試合は、洛南高校B × 浦添高校。
接戦の末、洛南が決勝へ。しかし、浦添の健闘ぶりが光ったと同時に、
敗者復活で上がってきてもここまで戦えるという、レベルの高さに驚いた。
決勝戦も、これまた接戦で大将戦までもつれこんだ。
そして・・・優勝の瞬間!
赤、東京開成高校Aが、昨年の雪辱をはらし優勝。
歴代のキャプテンも客席で見守る中、その偉業を成し遂げた。
・・・といっても我々裏方はその間、表彰の賞品を並べたり
名前の確認をしたりで、バタバタ。
その後の表彰式では、団体上位はもちろん
この大会で産まれた句 1260句の中から
優秀作品が個人賞として表彰されるのだ。
生徒たちには知らされていないので
発表は、まさにサプライズなプレゼント。
号泣する生徒たちが続出した。
・・・それもそのはず。俳句の作品を全て皆さんに見てもらえるのは
決勝戦に勝ち上がった2校だけなのだ。
他の俳句に光が当たる瞬間。そりゃ嬉しいに違いない。
そしてそれを舞台横で見守っている、
全国から集まった先輩たち(OGOB)の表情が温かい。
本番後、らくさんとも一枚。ふたりともドロドロだ(汗)
そして沢山の生徒たちが記念撮影している。
一生の仲間が健闘をたたえあってるなんて、素敵。
あ!最優秀句を獲得した、広島高校の青本さんだ!
実は、優秀句に、同じく広島高校の青本さんが選ばれている。
そう、彼女らは双子なのだ。
左が、最優秀句を獲った、青本柚紀さん。
そして、右が、優秀句を獲った、青本瑞季さん。
同じやな~(笑)
広島高校は実は、昨日負けてむちゃくちゃ悔しがっていた。
そして表彰式ではチーム全員号泣。
こんな痛々しく眩しい全力は、やはり高校生の特権だ。
双子の端くれとしても、これまた嬉しく誇らしい気持ちになった。
全ての高校生の皆さん、お疲れ様でした。
そして、1年間準備を進めてきた、実行委員は
既に第17回に向けて、今日から動き出した。
第16回俳句甲子園 最優秀句
夕焼や千年後には鳥の国 広島県立広島高等学校 青本 柚紀
コメント
ちなみに応援に来ていたお母さまも、同じ顔でした(笑)。去年から、ずっと笑顔で戦っていた彼女たちを偶然見ていたので、嬉しいです〜。