滴りや方舟に似てあなたの手

 

第21回俳句甲子園全国大会最終日。

松山市総合コミュニティセンターキャメリアホールは満席のお客様。

会場の外ではパブリックビューイングも開催された。

 

やのはずっとキャメリアホールの舞台袖で次の準備をしたり

選手を集めたりであまり試合をゆっくり観ることは出来ないのだが

漏れ聞こえる拍手や歓声で試合の盛り上がりを感じつつ。

敗者復活戦で勝ち上がった選手たちの歓声や

舞台に登壇する選手たちの緊張

観客をぐっと味方に引き寄せる空気の動きなど

袖からもそれがビシビシと伝わってくる。

 

決勝戦は、山口県立徳山高校 対 東京開成高校。

三連覇がかかる開成と、初決勝戦の徳山は一歩も引かず大将戦へ。

そして・・・

なんとなんと、徳山高校の悲願の初優勝！！！

準優勝の開成高校の清々しい涙と温かい言葉に舞台袖でこちらも涙。

表彰式で「ぜひ我が社へ」と勧誘される一幕もあり。

それほどお客様を引き付けるディベートだったということだ。

そして個人賞。

全1280句、決勝の句まで全て詠んでいる選手たちだが

その俳句が皆様にご覧いただけるのは、決勝登壇の2校のみ。

その全俳句を審査し、個人賞というプレゼントがあるのが凄く温かい。

優秀賞のこの句も好きやったなぁ～

平成の残暑真つ只中の俺　　　今治西高校 　藤原豪士

 

そして最優秀賞は、沖縄からエントリー

興南高等学校2年生 桃原康平君の一句が選ばれた。

「来年必ずココに戻ってきます」と語ってくれた彼。

俳句甲子園実行委員会一員として 裏方でお手伝いして18年。

こんなキラキラした高校生たちが居てくれることが

我々が汗をかいている意義だなぁと。

8月19日、俳句の日。俳句の神様が微笑んでいる。

滴りや方舟に似てあなたの手　　　興南高校　桃原康平

 

エキシビションマッチは二年連続プレバト！！収録ありで

東国原英夫さん・フルーツポンチ村上さん・フジモンさんがやってきた。

優勝した徳山高校との対戦。果たして結果は！！！

オンエアは9月20日（木）19時～プレバト！！にて。

 

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