生身の人間

 

シアターNECO。

遅ればせながら、初めて来た（遅いっ）

約1年前に誕生した場所で、元々は和光幼稚園だった。

学生時代は、時々このあたりの公民館を利用させていただいたり

しとったからなぁ。懐かしいなぁ〜

 

 

サラダボール公演「ハルメリ」。

善通寺公演・松山公演があって

一緒にラジオ番組をやらせてもらっている

山本清文くんが役者として出演しているということで

お邪魔させていただいた。

 

演劇 を初めて観たのは18歳の時だった。

それまで運動ばっかやってたんでこんな世界があることを知らなかった。

生身の人間が目の前で演じているその息づかいまでもが

ダイレクトに伝わっているのには迫力があった。

まだラフォーレ原宿松山5階ミュージアムがあった頃だ。

それから、音響スタッフとして5年くらいお芝居に携わってきた。

あの時は、まだ効果音や音楽もオープンデッキで再生していて

編集もいちいち切り貼りしたり

何度も何度もタイミングはかって繋いだり

今では考えられないアナログだった。

 

そんな懐かしい空気は変わらないな〜と思いながら

客席に座って舞台を観させていただいた。

 

2007年に第13回日本劇作家協会新人戯曲賞を 異例の審査員満場一致で受賞したという

黒川陽子さんの作品「ハルメリ」。

社会現象にもなるこのコトバによって

救われる人も入れば陥れられる人も居て

何かに「依存しすぎる」危険性、SNS・ツイッターなど 空想社会の危うさなど

目まぐるしく変わる場面を、よくこの同じ舞台で同時に表現できたな〜と

いろいろと考えさせられる舞台だった。

 

夕方から家族でゆっくり温泉につかって・・・気持ち良く一杯。

 

うまくいかない事もしんどい事も

楽しいことも嬉しい事も

生身の人間ならではのリアルな感情を大切に感じながら

切磋琢磨して歩いて行かんとな〜とつくづく。

今日も一日おつかれさまでした！